火災後の煤の臭い対策 プロが解説

火災後の煤臭いにおいを取る方法

1.煤を取り除く

火災後の煤臭いにおいを無くすには煤を取り除いてやるのが一番確実です。では、どうやって取り除くかという問題ですが、まずは乾いた状態での煤の除去がお勧めです。へパフィルター付きの集塵機で確り煤を取り除きます。集塵機で落とせない場合はサンダーなどで煤を取り除き、集塵機で煤を除去します。その後、科学モップ(ドライ)で拭き取ります。そしていよいよウエットで拭き取ります。いきなり洗剤を付けて煤を落とそうとすると、煤を伸ばしてしまって返って汚くなってしまうことがあるので上記の手順できちんと煤を取れるだけ落としてから洗剤を使用しましょう。ウエットで拭き取る場合、ウエスは一方向に拭いていきます。ウエスを戻すと拭き取った煤を戻してしまいます。ですのでウエスは一方向に拭き取り、ウエスの面を変えながら拭き取っていきます。


2.拭いても落ちない煤やしみ込んでしまった煤は消臭剤で分解して、臭いを取っていきます。

煤の臭いはあらゆる場所にしみ込んでしまっていますので、清掃だけでは取り切れない場合がほとんどです。そこで、当社ではオリジナル消臭剤WF5000を噴霧して臭いを除去します。WF500は当社で開発し、20年以上の実績のある消臭剤です。火災後の臭いの除去に消臭剤のみの販売も行っておりますのでご利用ください。


3.光触媒で半永久的に臭いを分解し続けます。

煤を取り除き、消臭剤で分解しても建材の奥深くまで入り込んだ臭いに届かないことが御座います。また、ダイオキシンは消臭剤では分解できないため、光触媒で分解してやります。光触媒は太陽の表面温度に匹敵する化学反応を起こすことができ、ダイオキシンまでも分解します。もちろんその他の有害な有機物質も半永久的に分解し続けます。日常のタバコ臭の除去にも有効です。インフルエンザウイルスなどウイルスにも作用し落下菌テストでその有効性が確認されています。



4.火災後の煤臭いにおいをオゾン脱臭にて除去

オゾン脱臭も火災後の煤臭いにおいを除去するのに役立ちます。デメリットは油分が多い現場でオゾンを使用するとオゾンによってオゾニアという不快物質が発生してしまい、脱臭しようと思ったのが返って不快な空間になってしまったという場合もございますので使用には注意が必要です。また、オゾン自体は有害物質であり作業中は人やペットなどは進入禁止となります。脱臭作業には数時間から数日必要になります。


5.換気する

換気は出来るだけ行ったほうが臭いは無くなっていきます。外から紫外線が入り込み臭いを分解する効果が高まります。また、においの元を外に追い出す効果が御座います。


6.洗濯する

カーテンなどは洗濯することによって臭いが取れる場合がほとんどです。洗濯できるものは全て洗濯しましょう。洗濯しても臭いが取れない場合はクリーニング店にご相談ください。オゾン脱臭して臭いを除去してくれるクリーニング店も増えております。


7.床を洗浄する

煤は時間が経てば下に落ちますので、床に煤は溜まります。普段はモップで清掃するだけのお宅がほとんどだと思いますが、煤は細かいのでワックスの中まで侵入していることが多々あります。そこで、床を洗浄してやることにより火災後の煤臭いにおいを除去できる場合が御座います。洗浄しても取れない場合はワックスを剥がしてやります。


8.クロスを剥がす

壁や天井のクロスの中にも煤が入り込んでいますので、清掃では除去できない場合はクロスを剥がして、その下地を消臭してやります。クロスそのものはほとんどが薄い紙で出来ているため、臭い物質を通してしまいます。そのため、クロスを剥がしただけでは臭いが治まらない場合がほとんどです。そこで、当社ではWF5000を使用しボードの臭いを取り除きます。状況によってはクロスを貼ったのちに光触媒をクロスの上に噴霧します。消臭効果を一層高める効果が御座います。また、天井裏や壁裏にオゾンを注入し壁裏の脱臭を行う場合もございます。


9.解体する

石膏ボードに穴が開いてしまい石膏ボードの裏まで煤が回ってしまっている場合は、石膏ボードを剥がし躯体そのものを消臭してやらないと臭いが治まらない場合が御座います。こういった場合はボードを剥がし、室内を解体してから上記1~4の方法を組み合わせて消臭していきます。