煤はこんなところにも付いている
ボヤや隣の家からの煙の侵入などで部屋中が煤臭くなってしまった方が悩まれるのが、掃除をしてもしても白いタオルが黒くなる。どうしてだろうと思われる方も多いのではないでしょうか。目に見える家具やバッグなど目の前のものは比較的煤を取りやすいのではないかと思います。こんなところにもという代表的な場所が壁や天井のクロスではないでしょうか。クロスは主に紙でできているため、煤が入り込みやすく取りにくいのが現実です。そんなクロスの中から少しづつ出てきて床を汚していたりします。また、床のワックスの中にも煤が入り込んでしまっている場合が多く見受けられます。何度拭き掃除をしても、モップに黒いすすが付いてきたりします。そこで、ワックスを剥離してやると臭いや煤汚れが治まったという場合もございます。
他には塗料の中にしみ込んでしまっている場合もございます。最近の住宅の室内では塗装は見受けられなくなりましたが、店舗や工場などはドアやドア枠、巾木、壁、天井部が塗装になっていたりします、塗料はアクリルやシリコンが多く使われていたりしますので、煤が入り込んでしまい、表面をふき取っただけでは取り切れない場合がほとんどです。そのような場合は塗装そのものを剥離してやる必要が御座います。塗装でも状況によっては拭き掃除と消臭剤、さらには光触媒やオゾン脱臭によって臭いが治まる場合もございます。わからない場合はご相談ください。
衣類やカーテンなどにも煤が付いていますので、洗濯してやったりクリーニングに出してやると良いでしょう。臭いが取れない場合は、オゾン脱臭を謳ったクリーニング屋さんに依頼すると煤臭いにおいを取ってもらえたりします。
書籍の中にも煤は入り込んでしまいます。オゾン脱臭すると煤臭さはなくなったとしても、インクが使われているため、オゾンが油分を分解してしまい不快な臭いになってしまったりします。処分できるものはなるべく処分し、貴重な書籍は日陰干しで気長に臭いを取るのがお勧めです。
壁裏や天井裏に煤が入ってしまったら、プロにお任せいただくしかないでしょう。壁や天井を解体し煤を取り除いてやります。

テレビやパソコン、扇風機、エアコンなどの家電製品にも煤が入り込んでいます。これらの家電製品についての脱臭は残念ながらお断りさせていただいております。煤が入り込んでしまっていて基盤が壊れてしまっていたのか、当社の清掃で壊れてしまったのか判断いたしかねますので家電製品の脱臭はお断りさせていただいております。
正直のところ、こことここの煤を取ったら臭いがなくなるというものはございません。火災の時にあったものすべてに煤や臭い物質が付いてしまっていると考えるべきでしょう。そんなあ~。すべての煤は取れないよと思われた方、当社にお任せください。責任を持って清掃及び消臭させていただきます。清掃出来ないもの、出来ても表面だけのものなどございますのでお気軽にご相談ください。

