🔥 火災後の消臭工事の流れ|専門業者が行う復旧の全工程
火災後の家には、焦げ臭さ・煙臭・油の焼けた臭い、ダイオキシンなど、生活に大きな支障をきたす臭いが残ります。
これらは自然には消えず、壁・天井・床・家具・ダクトの内部まで入り込むため、専門的な消臭工事が必要です。
ここでは、実際の現場で行われる「消臭工事の流れ」を分かりやすく解説します。
① 現地調査(臭気の種類・範囲の確認)
まず行うのは 臭いの原因と範囲の特定。
焦げ臭・油臭・プラスチック臭などの種類
どの部屋まで煙が回ったか
壁材・床材・天井材の状態
家財の残存状況
カビの発生リスク
施工に必要な日数と工程
火災の臭いは「どこが臭っているか」ではなく、どこまで煙が侵入したかが重要ですが、多くの場合で家全体に煤が回っていると思ったほうが間違いありません。リビングだけ消臭したら今まで気にならなかった寝室が臭っているように感じるので寝室も消臭してほしいなどということも御座いました。
② 養生・安全確保
作業中に家を傷つけないよう、以下を行います。
床の養生
家財の保護
電気・水道の安全確認
作業動線の確保
火災後は建材が脆くなっていることもあるため、慎重に進めます。
③ 清掃(消臭の“土台づくり”)
消臭工事の成功は 清掃の質で決まる と言われるほど重要。
灰・煤(すす)の除去
焼け焦げた部分の撤去
油煙の付着した壁・天井の洗浄またはクロス剝がし、場合によってはボードも剥がします。
換気扇・配管内部の清掃、交換
家財のクリーニング(可能なもの)
煤が残っていると、どれだけ薬剤を使っても臭いは消えません。
煤はクリーニングで取り除く事が出来る場合と出来ない場合がございます。その違いは煤が乗っている状態では分からない事が多く、クリーニングしても煤が取れない場合もございます。その違いは煤が落ちた時の温度差と落ちた場所の耐熱性の違いによるものです。同じ温度の煤でも紙の上に落ちるのとガラスの上に落ちるのではその後の煤の取れ方が違う事は容易に想像出来ると思います。
家財を全て撤去しても尚コンクリート面に煤が付着している場合もございます。こちらはサンダーで除去する方法で削り落としております。
④ 薬剤処理(臭いの原因を分解)
清掃後、臭いの原因となる成分を化学的に分解します。
消臭剤の噴霧
壁・天井内部への浸透処理
火災臭は「表面の臭い」ではなく、煙の粒子が素材に染み込んでいる臭い。
そのため、素材内部まで届く薬剤を使います。
⑤ 光触媒塗装
家具やドアなどを光触媒塗装していきます。薬剤やオゾンがしみ込みにくい部分を光触媒塗装してやることで臭いが後日出てきても分解処理してくれるので安心です。また、光触媒は薬剤やオゾンでは分解しきれないダイオキシンも分解してくれます。光触媒の効果は半永久的に持続します。光触媒は臭いだけで無く、ウイルスもカビも分解除去してくれますので光触媒施工後の生活環境の改善に繋がります。
➅オゾン処理(空間の臭いを根本から除去)
オゾン発生器を使い、空気中の臭い成分を分解します。
部屋を密閉してオゾンを循環
臭いの分子を酸化分解します。
素材内部の臭いにも効果がありますが、時間がかかるのがやや難点です。
当社での火災後の消臭では、オゾン処理はしなくても臭いは取れますしオゾン脱臭しない場合が多いです。
オゾン脱臭は濃度管理が必要なため、専門業者でなければ危険です。また、デメリットとしては時間が掛かるのとオゾンは有害部室であり、オゾン処理を行っている間は入室できません。ペットなどの生き物も同様にオゾン脱臭中は入室できないので、ペットホテルの利用などを余儀なくされる場合がございます。
➆ 乾燥・換気(薬剤とオゾンの効果を安定させる)
薬剤やオゾン処理の後は、しっかり乾燥させます。
換気
温度・湿度の調整
臭いの再発チェック
当社での消臭工事(責任施工工事)を実施した後は臭いの再発はまずございませんが、オゾン脱臭のみで消臭した場合には、臭いの再発が時々見受けられるようです。
湿度が高いと臭いが戻ることがあるため、ここも重要な工程。
⑦ 臭気チェック(再発の有無を確認)
最終確認として、専門の臭気測定器や人の嗅覚でチェックします。人の嗅覚にはばらつきがございますが、比較的若い人、特に女性の方が嗅覚が優れている人が多いと聞いています。お近くに嗅覚の優れた方がいればその方にも確認して頂くことをお勧め致します。嗅覚は視力や聴力と同じ様に年と共に衰えていく場合が多い様です。
臭いの残留がないか
部屋ごとの臭気レベル
再施工が必要な箇所の確認
必要があれば、部分的に再処理を行います。
⑧ 完了・引き渡し
すべての臭いが除去できたら、施工完了です。
作業報告書の提出(必要に応じ
火災後の消臭は、一般の清掃では絶対に取り切れません。
焦げ臭さが残ると、生活のストレスや健康への影響も大きくなります。特にダイオキシンは臭いも無く、オゾン脱臭では除去も分解も出来ません。本当の火災消臭プロにお任せください。
もし火災後の臭いでお困りなら、
専門業者による消臭工事で、家を安心して住める状態に戻すことができます。

